爪が白っぽく濁ってきた!それって爪水虫!?
爪水虫は足にできる足水虫と同様、白癬菌による感染症です。特に足の親指にできやすく、爪の色が白くにごったり、でこぼこしてきたり変形したりと、見た目にも分かりやすいことが悩みです。
ごく初期は爪の色が白っぽくなる程度で自覚症状はほとんどないため、気がついたときはすでに進行していることが多い感染症です。
水虫と聞くと中高年の男性に多く発症するイメージがありますが、最近は10代20代の若い人にも増えています。また、ファッションでブーツを履くことが多かったり、会社勤務で長時間靴を履いている女性にも爪水虫に感染する人が多くなってきています。
爪水虫の治療の基本は内服薬になります。外用薬では患部にまで薬がしっかり浸透しないからです。内服薬による治療も爪が完全に生え変わり、しばらく経過をみるまで服用が必要です。爪の生えかわる期間は指によって変わってきますが、足の指の場合は約12ヶ月かかります。
肝臓など他の疾患を患っていて内服薬での治療が困難な場合は、保険適用ではありませんがレーザー治療という方法もあります。その場合も長期に治療を受けることになります。
爪水虫に罹ってしまうと恥ずかしさもあって隠したくなりますね。しかしペディキュアやジェルネイルはおすすめできません。爪に膜を作ってしまうことになるので菌が繁殖しやすくなりますし、除光液で爪を傷めてしまいます。
進行してしまった爪水虫を完治させるには長期間の治療が必要になります。初期の段階で気が付けばそれだけ早い治癒が可能です。最近では爪専用のケア用品も開発されています。爪水虫の治療は早期発見早期治療が大切です。